客室乗務員の英語力。英語ができないとCAになれない?

客室乗務員になるには,英語力 CAの英語対策

客室乗務員(CA)になるのに必要な英語力

客室乗務員になるために、避けて通れないのが「英語力の習得」

「CAになるために英語力はどのくらい必要?」とよく聞かれますが、

「日系のエアライン」と「外資系エアライン」で、事情が大きく違います。

私は外資系エアラインのエミレーツ航空とANAの2社で働きましたが、採用段階で求められていた英語力は、大きく違いました。

外資系エアラインで必要な英語力

エミレーツ CA英語力

まず、外資から説明すると、私が乗務していたエミレーツ航空の、ベースはドバイ。

当時エミレーツの社員数は7万人ほどで、そのうち日本人は300人いませんでした。

さらに、エミレーツ航空は、他の外資系と違い、日本人だからと言って、母国路線(ドバイー日本間)のみに、日本人CAを働かせる事はしません。

ドバイから世界中に就航している全ての路線に乗務させてくれます。カタールやエティハドもこのスタイル。

ヨーロッパやアフリカにも、毎月飛ぶので、お客様に日本人はゼロ、パイロットやcabincreにも日本人はゼロ、、、

つまり、「500人乗りの飛行機の中で、日本人は自分だけ」の環境がいつもの仕事場です。

日本に採用に来る面接官も外国人だけなので、採用試験から全て英語です。

英語が話せて当たり前の環境で働くので、CAの仕事内容については、ネイティブと普通に話せるレベルが求められていました。

TOEICで表現するのは少々難しいですが、私の周りにいたエミレーツの日本人さん達はTOEICは900前後の人が殆どでした。

留学経験者は、1年の語学留学経験者や、英語圏で育った帰国子女の方が多かったです。

留学経験なしの独学で英語を学んだ人も居ましたが、とても少なかった印象です。私も独学で英会話を学びました。

ちなみに、留学経験がなくても、帰国子女じゃなくても英語は話せるようになります。

ネイティブのような英語力ではなくても、外国人クルーと普通に会話できる英語力は、日本に居ながらでも十分に身に付けられます。

その方法については、近日中に、別のページで、詳しく紹介しますね。

ANAのCAさんの英語力

次に、私が働いていたANAでは、採用試験は全て日本語です。日本人同士なので当然と言えば当然ですね^^:

強調しておきたいのが、ANAのCAさんの英語力が低いとディスりたいわけではありません。

ANAのCAに採用されるためには、どのくらいの英語力が必要かを紹介しています。

どんな業界でも、歯医者さんでも保育士さんでも「日本で日本人と働く」のと、「外国で外国人たちと働く」のとでは、求められる英語力は違います。

ANAは日本にベースがあり、ロンドンベースの外国人クルーや台湾人クルーなど外国人CAも居ますが、割合的には少ないです。

ほどんどのフライトでは、オール日本人の客室乗務員でフライトします。

国際線も飛んでいますが、日本に出入りする路線なので、客席には、日本人のお客様が多くいます。

あとは、ANAは国内線も多く飛ばしている会社なので、外資ほど、英語力が求められていない印象でした

英語が得意でなくても、会社に貢献できる場面が多いと感じました。

羽田から品川に向かう電車で友達になった、台湾人クルーからラインが来て「なんで日本はこんなに進んだ国なのに、会社の日本人CAさんには全然英語が通じない人が多い!なんで??とラインを貰った事を思い出しました。

※彼女は、日本人CAの人格をディスったのではありません。国が発展してるのに、英語が話せる人が少ない事を疑問に思っていた次第です。

話は戻って、国内のCAさんになるには、高い英語力は求められていません。

採用試験の時点で、TOEIC600以上が求められて、そのスコアを提出して、おしまいでした。

採用試験までにTOEIC600を持っていない人は、別途、英語のテストを受けさせられていました。実際に私の同期は、それで内定していました。

入社後は、国際線に乗務し始める時に、パソコンでのe-learningのような形式で、英語力のテストがありました。

そのテストも難しいものではなく、ほとんどの人が合格し、同期はみんな国際線に進んでいました。

CAになるために必要な英語力・結論

CA 客室乗務員の英語力

客室乗務員になるために必要な英語力をまとめると、

日本の航空会社の採用試験では、国際線CAの募集でも、英語面接などはありません。

採用試験の段階では、英語が話せなくても、採用されます。

応募条件にTOEIC600とあっても、スコアを持っていなくても、代わりの英語の試験が用意されていて、内定してる同期達がいました。

つまり、日本の航空会社CAになりたい人は、TOEIC600を取っておけば、全く問題無いと思います。

だからといって、国内航空会社のCAに内定することが簡単なわけではなく、日本語面接でしっかりと選抜されていきます。

外資系のエアラインCAになりたい人に必要な英語力は、英語で訓練に合格できて、外国人と仕事ができるレベルの英語力は必要だと思います。

このページではCAになるために必要な英語力。つまり、航空会社に内定するために必要な英語力について、紹介しましたが、強調しておきたいのは、CAは英語が話せた方が絶対に便利です。

機内で外国のお客様はいますし、英語でアナウンスをいれないといけません。

国内線でも、千歳の雪や、沖縄の台風で、長時間機内で待機させられた時は、機内にいらした外国人のお客様のために、機長からの情報を何度も英語に訳してアナウンスを入れ続けました。

そして、国際線を飛べば、海外にステイするので、何かあったときに、英語力は高ければ高いほど、便利だと思います。

なので、今CAを目指してるかたは、是非、英語の勉強を楽しんで欲しいと思います。私もまだまだ勉強中ですが、応援しています。

最後まで読んで下さってありがとうございました。あなたの夢がかなって、CAになれますように。

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